in the place...

in the place...(現場で) また、いつか会う人のためにも、これから出会う人の為にも、そんな出逢ったときの話のネタにして欲しくて・・・。 全ては、in the place.現場で起きています。

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チャーハンが与える人情物語

IMG_20120901_120449.jpg 
どこにでも、ありそうでなさそうな
汚くて、床が油でヌルヌルな中華料理屋。
見つけられれば暖簾をくぐってみてください。
きっと、今まで発見できなかった出会いがあると思います。


そんな面白いエピソードを紹介します。


前から目を付けてた小汚い中華屋へ。入った途端おばちゃん間髪いれずに「お兄ちゃん今チャーハンしかできないよ!」お、おお…そ、それでいいよ。何だこの引きの強さは…呪いか?どうやら閉店するところだったらしい。もうネタだな…まぁ食っとくか。笑いとれるべな。

セルフの水をすすって待っていると「ハイお兄ちゃん!」ドンッ。俺は固まった。こ…これは…チャ、チャーハン…なの…か?目の前にはドス黒く焦げた米の小山がドープネスに鎮座。マジ…か。俺の頭の中で"小汚い中華屋はうまい"という定説がガラガラと崩れ落ちていった。

まぁいい、食べてみようじゃないか。えいっ!パク。…マッッッズ!うぉいマジか!こんなまずいチャーハンがあったかこの世に!これは食えない、とても食えない…。米は香取君程度の黒さだがネギやチャーシューやかまぼこに至ってはもはや松崎しげるゾーンに達していた。

ハンブンタベヨウ。ハンブンダケタベヨウ。俺は目の前の黒チャーを噛んで飲み込む冷徹なマシーンとなるべく感情を消した。しかし、しかしだ。「お兄ちゃんゆっくり食べていいよ!」あ、はい。「お兄ちゃんスープおかわりしよっか!」あ、はい。おばちゃんが…優しい。

「ごめんねぇ〜お兄ちゃん、押しつけで食べさせちゃって!」あ、全然です!黒い米を噛みながら俺は思った…おばちゃん頼む…これ以上優しくしないでくれ…!もう黒チャーは半分以下だった。「お兄ちゃんスープに胡椒いれな!おいしいよ!」ダメだ…。俺には残せない…。

おばちゃんは俺のお袋くらいの年に見えた。お袋は料理上手だったが時たま物凄くまずいものを作って家族を驚かせた。こ、これなに?なにをどーしちゃった!?なんて言うと「じゃあ残していい、お母さん食べるから!」なんて言ってプイとむくれた、その顔が思い出された。

だめだ。俺の負けだ。だっておばちゃんお袋みたいだもん。残せないよ…俺食べるよ。俺は固く油まみれのチャーハン的な何かをワシワシと噛んでは胃袋に流し込み続けた。嗚呼…まずい。そして最後の一口をレンゲでさらうと器に書かれた屋号が見えた。「一番」やかましいわ!(完)



先日、アイツと食べたチャーハンを思い出した。


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