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in the place...(現場で) また、いつか会う人のためにも、これから出会う人の為にも、そんな出逢ったときの話のネタにして欲しくて・・・。 全ては、in the place.現場で起きています。

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予選ヒート


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僕が今まで参加してきたコンテストと言うは
自分が体験してきた中で、実際の競技中に決まるものではなく
公開練習で決まる気がする。

朝、起きた時のコンディション
現場の空気

そして、自分と現場の空気に溶け込めるか




よく人から

『緊張しないタイプでしょ?』

と、聞かれることが多いけれど
それは否定したい

僕だって緊張はするし、膝が笑う時もある

どうやら僕がエントリーしたクラスは
最後の方で待ち時間が長く感じた。

4人一組で3分間滑るというのは
短いようで長く、そしてやっぱり短い。


今回の目標はコンテストに誘ってくれた
マサキと勝負して勝つこと。

それが長年一緒に滑ってきた仲間であり
同じ、スケボー☆おじさんとしてのプライドの
ぶつかり合いでもあるからだ。

そして、出来れば予選も通過出来れば。。。
なんて密かな期待もしてたりした、スケボー☆おじさんというより
いちスケーターとして。



久しぶりに再開するスケーターと話をしたり
自分のヒートを終え興奮を抑えきれないスケーターと
話をしていると、気がついたら次の次に自分の番になっていた。




マジ、緊張するぜ


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いや、こんな顔をしていたかもしれない

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スタートを切った瞬間から
周りの声と周りのスケーターが気にならなくなった

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と言うより、周りが見えなくなったと言ったほうが伝わりやすいのか



どこかでトリックをミスる度に視界が狭くなり
どこかでトリックをメイクする度に視界が広がる

また、どこかで歓声が聞こえる余裕も出てきた

僕か?他のスケーターが何かメイクしたのか?

誰が何をやって、どんなルーティーンを組んでいるかわからなかった
もちろん、マサキがどこにいたのかもわからない

やっぱり3分は長いなと感じた2分経過くらいに
すでに僕の体力は限界を感じてきていた

画像 127

苦笑いさえも出てきた


乱れた呼吸を整えて
もう一度、気持ちを整えて

その後、何発かトライをして
3分のブザービートがなった

やっぱり長いようで短く
やっぱり長い

きっとエントリーした誰もがやり残した気持ちと
やり切った気持ち両方を感じた瞬間なのだろう

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自分を出し切った瞬間の疲れと、労いの言葉が交錯する中
少し一人になりたくなり会場を離れ、水を飲んでいた

誰かが話しかけてきた
『お疲れ!良かったな!』







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予選結果を見に行くと、僕の名前の横に赤丸が付いていた

奇跡的に密かな期待が現実になった。

どことなく晴れ晴れした心と安堵感で胸を下ろすことができた。
けど、本当はさっさと負けてビールでも煽りながら観戦したい気分でもあった。

出し切った体力では到底、歯が立たず
その後のヒートはボロボロだった。


多少の悔しさはあったものの仕事を終えた晴れやかな気持ちで現場を楽しんだ。

そう、負けがわかった瞬間に僕の足は酒売り場に向かっていたのだ。
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